社労士試験落ちてきました&これからのこと

税理士 森田俊哉

2025/08/26 21:39

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 2025年8月24日、第57回社労士試験を受けてきました。
 午前の選択式の時点で国民年金法が怪しく、昼に調べたら2点でした。当然救済の可能性はありますが、保険料や学生納付特例の基準額など基本的なところを落としており望みは薄く、落ちたものだと思っています。
 ただ、単に点が足りなかったという話ならば泣き言言って終わりなのですが、その間違えた箇所に問題があります。
 
学生納付特例の適用要件は、128万円+扶養家族1人につき(  )円(ただし例外として48万円又は63万円)
32 35 36 38
 
 という問題なのですが、こんなの会計事務所に勤めて1年の人なら誰でも分かるとおり38万円です。私も当然それを分かったうえで、テキストで35万円と見た記憶があったのでそれを信じて35にしてしまったのです。
 ただ1点足りなかったというのはよくある話ですが、よりによって税理士がこれを間違えて落ちるってさぁ...と情けないやら何やらです。
 おかげで午後の択一式はモチベーションがゼロになりました。そして、この日は他に用事があったため一通り解き終えたら途中退室して出てきました。途中退室すると問題用紙を持ち帰れないので自己採点も困難です。
 
 こうして1年間やってきたことは何の結果を残すこともできずに終わりました。
 
 ただ、あまり悲観していないというか、いわゆる「しゃーない、切り替えて行こう」という心持ちになってはいます。
 というのも本当に切り替える先があるからです。
 前々から計画していたことですが、来週から米国公認会計士の勉強を始めようと思います。元々は今の顧問先でアメリカに賃貸用不動産を持っている会社などがあり国際税務に強くなった方が良いという程度の考えから思い至ったものです。資格自体が実務に役立つものではないから日本が終焉を迎えた時に海外に脱出できたらいいなくらいにしか思っていなかったのですが詳しく調べてみると思っていた以上に世間的な評価が高いと言うか、早い話が大手で通用しそうだという話が出てきました。
 これまでは食っていける程度の稼ぎで良いから独立して悠々自適にやっていきたいと思っていたのですが、こうなってくると大きな組織の中で殴り合いに興じたい欲もふつふつと湧いてきました。そしてやはりやるからには日本一になりたいので、いっそ米国公認会計士を取ってBIG4に入ってやろうと決めました。本当に入れるかどうかは分かりませんが、そのくらいの気概でやっていきます。というか私が入った事務所を加えてBIG5にしてやります。
 というプランニングを先週の火曜日に立てたのですが、そうなると社労士資格は要らなくなってくるのです。勿論あるかないかで言ったらあった方が良いに決まっているのですが、3つの士業を兼業したら流石にそれぞれが疎かになってくるので(以前勤めていた事務所の所長が税理士と社労士を持っており、司法書士を取ろうとして辞めた理由としてこう語っていました)税理士と米国公認会計士の二刀流でやっていくのがベストだと思います。大手に行けば社労士は別にいますし。将来また受験して合格実績くらいは持っていても良いとは思いますが、今のところはもう1年勉強して来年受けるほどの価値がなくなったということです。
 
 もう1つ、少なくとも来年は受けたくない理由があります。
 今回の試験が私用と日程が被ったことは前述しましたが、その私用というのが小学生の頃から継続して取り組んできた、私にとってライフワークと言える非常に大事な用事なのです。
 例年は開催されるのが試験の前週だったのですが、今年いきなり1週後ろになり試験と同日になってしまいました。そして少なくとも来年はまた試験と同日に行われます。
 正直、今回も試験を辞めてあちらを優先しようかと思いました。しかし来年以降も日程が被るなら今年試験に受かってくるのが最善手ということで1年だけ涙を呑むことにしました。だから来年受けることはできないのです。
 この日私が何をしているのかはいずれ語る機会もあるでしょうが、とにかく私にとっては本来試験よりも優先すべき用事と日程が被ってしまっているのです。
 
 さて、そういうことで次からは米国公認会計士の勉強を始めていきます。流石に受験までの流れや手続きが自分でやれる範囲を超えているので大手スクールであるアビタスのサポートを受けながらやっていきます。今週オンラインで面談し、そこから具体的な計画を立てていく(立ててもらう)予定です。さしあたり1〜2年で取って35歳までに転職活動すれば年齢的にはぎりぎりセーフではないかと思っています。
 今週はオンライン面談を基に計画を立てて受講手続きなどを進め、金曜に富士山に登り、土曜はマイホームを購入した姉の引っ越しを手伝う予定です。1週間は英気を養いつつ勉強の導入くらいは始められたら良いなと思っています。

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